備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2005-05-20から1日間の記事一覧

日本経済研究センター新理事長

市場原理主義者からリフレ派へ。

日本銀行「金融経済月報(基本的見解)」

設備投資は、高水準の企業収益を背景として、製造業を中心に増加傾向にある。また、雇用面での改善傾向が続き、雇用者所得もはっきりと下げ止まる中で、個人消費は底堅く推移している。 企業の人件費抑制姿勢は引き続き根強いとみられるが、雇用過剰感が概ね…

関連して、同論文(及び日銀政策決定会合)に関する矢野浩一氏のコメント(ハリ・セルダンになりたくて)

重要だと思うのはやっぱり将来に対するインフレ期待も現在のインフレ率決定に影響を及ぼすという結果だと思います。この結果を素直に読むなら、「日本においてもインフレターゲットはデフレ脱却に有効だ」という風になる気もしますが・・・ (補足)政策決定…

古賀麻衣子、西崎健司「物価・賃金フィリップス曲線の推計−粘着価格・賃金モデル−」(日銀ワーキングペーパーシリーズ)

(未読)

量的緩和残高目標の下限割れ容認

各所で話題沸騰中。思えば00〜01年のゼロ金利解除の頃は、「良いデフレ論」が比較的認知されていたのと、企業収益の改善が分配に反映されるはずとの考え(いわゆる「ダム論」)がその背景にあったように記憶。今はさすがに「良いデフレ論」はほぼ消滅してい…