備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2006-06-30から1日間の記事一覧

関連して、再びecon-economeさんによる同論文の整理

日銀が現行の量的緩和策をより進めて、直接的に物価安定にコミットし、早期にリフレ政策(物価水準目標政策)の導入を進めていくのが好ましい。ある一定の目標物価幅の中での裁量政策こそ市場の理解に裏打ちされた政策、責任を持ったセントラルバンカーとし…

三尾仁志「新しいケインズ経済学の下での最適金融政策分析:裁量とコミットメントの意義」(日銀レビュー)

新しいケインズ経済学では、経済構造は、①総需要面の関係であるIS曲線:x(t)=E[x(t+1)]-s( r(t)-r*(t) ), r(t)=i(t)-E[dp(t+1)]*1…(1) x:GDPGAP, r*:自然利子率*2 、②総供給面の関係式であるフィリップス曲線:dp(t)=E[dp(t+1)]+b・x(t)+pshock(t)…(2) の2…