2005-03-01 前書を読む合間に その他 歴史の嘘と真実―誤解だらけの「正義」と「常識」 (祥伝社黄金文庫)作者: 井沢元彦出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 1997/07/20メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見るコメント 「穢れ」「言霊」の見方には一理あるのだろうが、ある事実から独自の日本人観への飛躍、記述の冗長性、源頼朝と徳川家康についての理解しがたい共通性の指摘、また、アカデミズムの権威に対して市井の研究者を持ち上げるといった、いかにも元マスコミ人的な姿勢など、ちょっと軽薄すぎまいか。科学的態度で学問する研究者と独自の推理を展開する小説家は、並び立つものであるべきであり、比較すべきものではないと思えるのだが。