ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

木村秀美「援助をめぐる経済学者の「知の冒険」」

 一方で、こんな話もある。

 貧困を削減するもっとも直接的な方法としては、ODAを直接、貧困者への所得移転に当てることが考えられるが、世界全体のODAの総額から考えてもこの方法は非現実的である(詳細はBesley and Burgess, 2003を参照)。したがって、開発援助によって経済成長を促進することで、間接的に貧困削減をすすめるという方法(経済成長媒介戦略)が重要となる。