柴田哲孝「下山事件 最後の証言 完全版」
- 作者: 柴田哲孝
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 文庫
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昭和史は、最近の1つのマイブーム。本書に出てくるドッジ・ラインの背景とジャパン・ロビーの活動についての1解釈を含め、少し研究してみたくなった(例えば、満鉄調査部、吉田茂や岸信介について等)。その中で、日本の財界(それと密接に関係する左派勢力も含めて)が持つ構造改革的なものへの志向性の源泉のようなものが探れるような予感がする。(たぶん)
(追記)それと、読んでるとどうしてもピピンと感じてしまい*1、奇しくもハイエクとも密接な親交のあった「田中清玄」という人物については、自伝的な本がある模様。また、満鉄については「環」に特集号がある。これらについては、手に入ったら読んでみよう。
*1:p.223, pp.491-493, pp.517-518の記述等。