ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

組織力

 組織をより効率的に機能させることができる者は、人事・処遇を動かす力を持つ者である、というのは、一般的にみられる事実。
 仕事に対する知恵が豊富であったとしても、トップダウン的な組織の動員は、少なくとも、その知恵の範囲を超える力を持つものではない。これに対し、人事・処遇を動かす力を持つ者は、組織の人間のインセンティブに強く働きかける。知恵があっても人事・処遇を動かす力がない者は、人望を持ち得ず、組織はその人間の「手足」を超えるものにはならない。知恵は、トップの人間よりも、末端に豊富に蓄積されている可能性が高い。組織の人間の知恵を最大限に動員するところに組織の力の本領があり、トップの限られた知恵によって動く組織の力は限定的である。
 しかも、ある程度上位の職層にあると、当面重要でない仕事は「ネタ」的に対応するが、末端では「ベタ」であり、真剣度合いも異なる。

・・・てなことを、近頃感じるようになった。