ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

米国の経済指標

 基礎的な米国の経済指標を確認しておく。データは、2008年10月ないし11月までのもの。

コア・インフレ率

 現在2%台半ば。消費の停滞が見込まれるため、インフレ率は今後、低下傾向で推移か。

金利

 フェデラルファンド・レートは1%を切っており、コア・インフレ率とあわせて考えると、実質で既にマイナス金利圏。長期金利も、低下傾向。

実効為替レート

 驚くべきなのはこの指標。米ドルの実効為替レートは、このところ低下傾向で推移していたが、金融危機後は跳ね上がっている。「超」のつく金融緩和を実施しているなかで、他の通貨に対する米ドルの価値が高まっているということをどう解釈すべきなのか、今のところペンディング

(追記)

 ブックマークのid:econ2009さんのコメントにあるように「皆がドルを欲しがっている」、つまり、(他の資産に対して)通貨の選好が高まっている、と解釈すべきなのでしょうね。米国経済は、やはり「流動性の罠」の一歩手前にあるといえそうです。

完全失業率

 完全失業率は急騰、既に6%台半ばとなり、構造的失業率(5%)を1.5%程度上回る。金融危機は、既にメイン・ストリートに及び、雇用を直撃している。着目すべきポイントは、金融・通貨の問題よりも、実体経済の方のようである。