ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

真の失業率──2014年12月までのデータによる更新

 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。

12月の完全失業率(季節調整値)は3.4%と前月よりも0.1ポイント改善した。真の失業率も3.6%と前月よりも0.1ポイント改善した。完全失業率、真の失業率ともに改善しており、引き続き、真の失業率は減少基調となっている。
 先月までは、真の失業率の減少基調にもやや陰りがみられていたが、今月の真の失業率は、試算値である季節調整値(下のCSVファイルを参照)でみても大きく減少した。

 なお、真の失業率の推計に用いる潜在的労働力人口(比率)は、1年間の数値が確定した段階で新たに計算し直すこととしているが、今回はその作業を行っていない。次回は、その反映のため、今回の12月分を含む過去分の数値を遡って更新することとする。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/19538273/nbu_ts.csv