ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

真の失業率──2021年4月までのデータによる更新

 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。

 4月の結果をみると、完全失業率(季節調整値)は2.8%と前月より0.2ポイント上昇したが、真の失業率(季節調整値)は3.5%と前月(3.5%)と同水準となった。

 所定内給与と消費者物価の相関に関する3月までの結果は以下のようになる。

(注)本稿推計の季節調整法は、完全失業率(公表値)を除き、X-13-ARIMA-SEATS(曜日効果、異常値はAICテストにより自動検出(モデルは自動設定))としている。

(データダウンロード)

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