2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
以下、自戒も込めて。 1.「○○というのは、△△では当たり前」、「●●は、▲▲によってそのほとんどが説明できる」といった議論は、その前提や文脈をよく見極める必要がある。前提が違う場合にはまったくあてはまらなかったり、ほんらい用いるべきでない文脈に使…
アイデンティティ経済学作者: ジョージ・A・アカロフ、レイチェル・E・クラントン,山形浩生、守岡桜出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2011/07/21メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 128回この商品を含むブログ (18件) を見る 経済学では、人間の行…
1990年代以降の経済については、米国では順調に成長が続いた一方、日本では「失われた10年」とよばれるような長期にわたる停滞があったことが対比的に論じられている。ところが、従業員1人あたりでみた実質付加価値額、すなわち従業員単位でみた労働生産性…
最近公表された米国のSNA統計をみると、米国経済は、このところ踊り場的局面を迎えつつあり、雇用については、しばらくは厳しい情勢が続くことが見込まれている。実質GDPの対前期比は0.3%の増加であるが、消費の伸びはゼロとなっている。 一部では、…
※注記を追加しました。(08/21/11)ニュー・エコノミクス―GDPや貨幣に代わる持続可能な国民福祉を指標にする新しい経済学作者: デイヴィッドボイル,アンドリューシムズ,David Boyle,Andrew Simms,田沢恭子出版社/メーカー: 一灯舎発売日: 2010/06メディア: …
先日のエントリーで触れた東北6県における1人あたり雇用者報酬について、もう一度取り上げてみたい。今回は、1998年度と2008年度とを比較してみる。 このようにしてみると、東北6県の所得水準は全国平均よりも総じて低い。特に、北東北3県では低く、しか…