備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年1月データによる更新

有効求人倍率が大きく低下しているにもかかわらず、完全失業率は改善(4.1%、前月差0.2ポイント低下)。このあたりの解釈は難しいところですが、このところ、男性を中心に非自発的離職失業が増加し、自営業主が減少する一方で、家計補助的に働く女性就業者…

駒村康平「大貧困社会」

大貧困社会 (角川SSC新書)作者: 駒村康平出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ発売日: 2009/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 51回この商品を含むブログ (28件) を見る 「大貧困社会」とは何を意味するのか。冒頭の記述をみると、これから到来す…

新記録&4周年

ここ数ヶ月、BlogPetでみたPVのベースラインが高くなったような気がしていたのですが、今日は1746PV(1192UU)で、訪問者数については、ほぼ2年半ぶりに最高値を付けたと思われます。*1田中先生のTBを頂いたことと、hotentryというはてなの「あおり」の仕組…

地デジTV購入支援

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090218AT3S1800E18022009.html この報道で買い控えが広がり、ますます需要が縮小するような悪寒・・・ 要するに、いまのような政治情勢では、このような問題がより深刻化しかねない、ということなのです。

戦争よりもバブル──フリーターの数を減少させるもうひとつの方法

最近読み応えのあるエントリーが増えているこちらのブログから。 正規へ(再・2008・10・30)(ゲンダラヂオ) 本稿の最も重要な発見として、非正規雇用としての離職前2年から5年程度の同一企業における継続就業経験は、正社員への移行を有利にすることが明…

米国の貨幣乗数の低下

先日のエントリーでは、多くの人に注目していただきありがとうございました。先日の文章では、足許における貨幣流通速度の低下がやや強調されていますが、より注目すべきなのは、米国では、経済成長に見合う以上の貨幣量の拡大が継続的にみられていることの…

経済指標からみた米国経済と「流動性の罠」

日本の雇用情勢についてひととおりの見通しを行ったので、つぎに、米国の経済情勢についてみておくことにします。昨年11月に掲載した下のエントリーを更新しますが、今回は少し長いスパンをとっています。http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20081127/1227792…

オークン法則の再推計

※完全失業率予測に関する図表について、政府経済見通しの数値の誤りを修正し、日銀「経済・物価情勢の展望」の最新値を反映しました。ご指摘いただいたsheepmanさんに感謝します(02/12/09)。 前回は、1990年以降のデータによりオークン法則を導き、日銀の見…

2008年12月データによるNAIRUの再推計−結果は3.51〜3.61%

(過去のエントリー) NAIRUの推計−結果は3.62〜3.76% 2008年8月データによるNAIRUの再推計−結果は3.54〜3.57% 「インフレを加速させない失業率」(Non-Accelerating Inflation Rate of Unemployment: NAIRU)は、おおむね自然失業率に相当するものとみなさ…

土曜日、書店にて

一昨日の土曜日は休日でしたので、お昼に、娘と一緒に食事に出かけました。帰りに書店の前を通りかかり、娘にせがまれたので中にはいることにしました。娘のめあては「かいけつゾロリ」シリーズ。まあ、はいっても、何を買うかを決めさせて、あとでAmazonの…

ELLE、経済系ブログ・ミシュラン2009

再度、当ブログを取り上げていただきました。ありがとうございます。http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090207#p5

デヴィッド・マースデン「雇用システムの理論 社会的多様性の比較制度分析」(3)

雇用システムの理論―社会的多様性の比較制度分析作者: デヴィッドマースデン,David Marsden,宮本光晴,久保克行出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 62回この商品を含むブログ (10件) を見る(過去のエントリー) デ…