関口正司『Ｊ・Ｓ・ミル　自由を探求した思想家』

経済・社会書籍(感想)

Ｊ・Ｓ・ミル自由を探究した思想家 (中公新書)作者:関口正司中央公論新社Amazon 2023年６月刊。Ｊ・Ｓ・ミルといえば、父ジェームズやジェレミー・ベンサムの薫陶を受けた早熟の天才との印象を持つ。本書では、評伝という形式で、ミルの思想の全体像をみる。…

#経済 #社会 #書籍

2023-12-02

今年の10冊

ブログ運営

恒例のエントリーです。本稿では今年出版された書籍ではなく、前年の同エントリー以降に読んだ書籍の中から10冊を取り上げます。以下、順不同で。オリヴィエ・ブランシャール（田代毅訳）『21世紀の財政政策低金利・高債務下の正しい経済戦略』 21世紀の財…

#書籍

2023-08-14

橘木俊詔、森剛志『新・日本のお金持ち研究』

経済・社会その他書籍(感想)

新・日本のお金持ち研究作者:橘木俊詔,森剛志日経BPマーケティング(日本経済新聞出版Amazon 2009年10月刊。2005年に出版された『日本のお金持ち研究』の続編で、内容は異なる。本稿の著者は、前著『日本のお金持ち研究』を未読であるが、関係箇所は概ね引…

#経済 #金融 #書籍

2023-08-05

玄田有史、連合総研編『セーフティネットと集団　新たなつながりを求めて』

経済・社会書籍(感想) 経済・社会書籍(感想)

セーフティネットと集団新たなつながりを求めて日経BP 日本経済新聞出版Amazon 2023年５月刊。日本のセーフティネットは、2008年の世界金融危機、また同年末の「年越し派遣村」を契機に非正規雇用者の労働条件が社会問題化したこと等を受け、無料の職業訓練…

#社会 #労働 #セーフティネット #書籍

2023-06-11

コルナイ・ヤーノシュ（溝端佐登史、堀林巧、林裕明、里上三保子訳）『資本主義の本質について　イノベーションと余剰経済』

経済・社会書籍(感想)

資本主義の本質についてイノベーションと余剰経済 (講談社学術文庫)作者:コルナイヤーノシュ講談社Amazon 訳書の初出は2016年で、原著は2014年刊。原題は”Dynamism Rivalry, and Surplus Economy: Two Essays on the Nature of Capitalism”。社会主義シス…