2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
コメント さすが「経済財政白書」(!)という感じ。なお、日本的経営のパフォーマンス分析に関する因果関係の問題は、(大竹先生も指摘していたが、)自分も少し気になった。
コメント 国民生活白書は、フリーターの中高年化の問題(平成15年版)や若年層での所得格差の問題(平成17年版)などの分析を他に先駆けて世に出しており、(緻密な分析は他に譲るにしても、)これまでにない切り口から分析を試みるところが注目される。今年…
”俺様国家”中国の大経済作者: 切込隊長・山本一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/10/20メディア: 新書 クリック: 125回この商品を含むブログ (57件) を見るコメント 高い成長を続ける中国経済に対する悲観論。中国の高度成長については、日本の高度…
私事だが、自分の周囲にはかなり似通った形で「経済学」批判を試みる徒が多く、その手の批判は、きまって「経済学者は、理論と現実が異なる場合に、現実をおかしいというが、それは間違っている。」(意訳)といった形をとることが多い。そういう類には、微…
脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本作者: 安達誠司出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2006/05メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (26件) を見る第6章 後期松方財政はなぜ、政策レジームの転換に成功した…
金融市場調節金利について、「無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.25%前後で推移するよう促す」とすることに変更。なお、報道によれば、「連続利上げ意図せず」とのことであるが、市場との対話ではその言葉が「信認」されているかが重要な要素で…
1.はじめに 金利の期間構造を介した金融政策と短期・長期金利の関係は、期待仮説とフィッシャー方程式に立脚。期待仮説では、期間の長い金利は、その間の予想短期金利の平均に、不確実性への対価であるターム・プレミアムを加えたものに等しくなる。 短期…
75年以降のデータにより追加的に分析したところ、以下のような点を発見。これらをまじめに論述したら、小論文的なのが1本できそうな感じ。何分、Excelの分析ツールによる素人分析なので*1、御指摘等は歓迎します。なお、次回以降は、いつものペースに戻る予…
昨日は、ページビュー:2074、ユニークユーザー:1184(いずれもBlogpetのアクセス解析に基づく)でした。本日も、まだ、嵐は収まっていない模様... なお、これまで指摘を受けた問題点として、コメント欄にあるような、時系列解析上の問題がある。また、失業…
06/22付けエントリーに関連して。格差問題については、①長期的にみたジニ係数の上昇傾向は、高齢化や単身世帯の増加を主因とするものであるが、②若年層における非正規雇用の増加は、将来的な格差拡大を懸念させる、というのが、この問題をめぐる世間的に概ね…
脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本作者: 安達誠司出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2006/05メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (26件) を見る第1章 基本コンセプトとしての「政策レジーム」の重要性 経…
日銀レビュー・シリーズ等 2005-03-31 鵜飼博史、鎌田康一郎「マネタリー・エコノミクスの新しい展開:金融政策分析の入門的解説」(日銀レビュー) 2005-04-11 加藤涼、川本卓司「ニューケインジアン・フィリップス曲線:粘着価格モデルにおけるインフレ率…