備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

私家版「幸福の政治経済学」の試み(その4)

※このエントリーは、結論部分を除き非公開としました。これとは別に、一般に公表されているマイクロ・データを使用した分析をおこなっており、こちらについては、機会があれば公開します(02/20/09)。今後の分析の方向性 ここまでみてきた点で、特に大きな…

私家版「幸福の政治経済学」の試み(その3)

※このエントリーは、結論部分を除き非公開としました。これとは別に、一般に公表されているマイクロ・データを使用した分析をおこなっており、こちらについては、機会があれば公開します(02/20/09)。 ここから導かれる含意は次のようなものである。 男性と…

私家版「幸福の政治経済学」の試み(その2)

※このエントリーは、非公開としました。これとは別に、一般に公表されているマイクロ・データを使用した分析をおこなっており、こちらについては、機会があれば公開します(02/20/09)。

私家版「幸福の政治経済学」の試み(その1)

ブルーノ・フライ、アイロス・スタッツァー「幸福の政治経済学」やS・レヴィット、S・ダブナー「ヤバい経済学」には、社会生活に関係する指標を規定する要因を一般化線型モデル(GLM)*1を利用した回帰分析によって分析するという共通点がある。このような…

格差の景気要因と米国の格差拡大の関係(Economics Lovers Live)

同じくこの問題への回答振りを考えていたのでメモ。景気拡大が継続し市場の効率性が確保された米国の格差拡大は、長期不況が継続する日本よりも大きいことの理由如何との問立てには、両国の再分配政策や雇用慣行、企業内での付加価値配分の違い等制度面から…

ロナルド・ドーア「誰のための会社にするか」

誰のための会社にするか (岩波新書)作者: ロナルドドーア,Ronald Dore出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/07/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 46回この商品を含むブログ (29件) を見る第1章 コーポレート・ガバナンス―「治」の時・「乱」の時 米国…

「中間所得層」消費ウェイトの高まりの真相

「中間所得層のウェイトが高まる日本の消費 」(02/22付けエントリー)では、 1999年から2004年にかけて、年収300〜600万円の中間所得層の構成比が高まり、当該層では同時に1世帯当たりの消費支出をも増加させている ことを指摘したが、この「中間所得層」…

濱口氏の草稿(EU労働法政策雑記帳)

批判点を見つけるのは比較的容易。90年代不況に伴う「アンダークラスの創出」「就職氷河期」の問題をその前段であまりにも安易に構造改革路線、特にそこに実名で取り上げられている竹中平蔵氏のそれと結びつけ、その景気循環的な側面、特にマクロ経済政策の…

田中秀臣「漂流か、上げ潮か:ブレトンウッズ2.0下の日本経済」(MM日本国の研究)

米国の消費とグローバル貯蓄過剰によって支えられた「ブレトンウッズ2.0」(新ブレトンウッズ体制)の持続可能性については、米国住宅不況にともなう信用不安等から持続可能なものではないとのルビニ等の見解がある。これに対し、安達誠司「円の足枷」は、名…

鶴見紘「白洲次郎の日本国憲法」

白洲次郎の日本国憲法 (知恵の森文庫)作者: 鶴見紘出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/01/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る 現在、読んでる途中。白洲次郎の魅力は、和が尊ばれる日本において、騎士道精神を体…

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岩田規久男「そもそも株式会社とは」

そもそも株式会社とは (ちくま新書)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/03メディア: 新書購入: 2人 クリック: 114回この商品を含むブログ (25件) を見る序章 会社はだれのものか 株式会社とは、株主が経営者に株主の利益に沿って、会社…

雇用慣行に関するメモ

上掲書の内容とも関わるが、下記の点については、(当ブログにおける論調を含め、)近年の雇用慣行をめぐる議論の中での盲点となっているように思われる。 長期雇用については、雇用の安定という主に従業員側のメリットが強調されるが、企業特殊的人的資本投…

2007年2月データによる更新&UVカーブ

(注)このグラフは事実であり、ジョークではありません。なお、本ブログは、こちらに移転しているかも知れません。