備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2014-01-01から1年間の記事一覧

真の失業率──2014年11月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

今年の10冊

毎年ものですので、今年もこのエントリーを書いてみたいと思います。 木地雅映子『氷の海のガレオン/オルタ』 氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)作者:木地 雅映子ジャイブAmazon 人にはそれぞれ特長があり、異なる個性がある。完全に解り合う術はな…

真の失業率──2014年10月までのデータによる更新

※物価と給与の推移について追記しました。(12/04/14) 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪…

真の失業率──2014年9月までのデータによる更新

※物価と給与の推移について追記しました。(11/05/14) 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪…

真の失業率──2014年8月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に 就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計し…

プロフィール画面の変更など

プロフィール画面を変更しました。http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/about また、Google Analyticsにより過去2年程度の間で、1日あたりのページビュー数が最も多かった記事を調べたところ、つぎの記事が該当しました。・働く人の給与はこれからどう推移す…

桜井信一『下剋上受験 両親は中卒、それでも娘は最難関中学を目指した!』

下剋上受験-両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!作者: 桜井信一出版社/メーカー: 産経新聞出版発売日: 2014/07/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (10件) を見る 本書は、最近、フジテレビ『Mr.サンデー』で取り上げられ、…

真の失業率──2014年7月までのデータによる更新

※CSVファイルに真の失業率の季節調整値(X-12-Arima、レベルシフト調整を含み、モデルは自動設定)を追加しました。(08/31/14) 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が…

就業者数の予測──2014年第2四半期までのデータによる更新

総需要の見込みから予測される就業者数の今後の動向を、今回久しぶりに推計してみた。推計方法は以前と同じであり、ESPフォーキャスト調査の2014年7月結果から、まずは、エコノミストコンセンサスに基づく経済成長率の予測を単純にあてはめた実質G…

真の失業率──2014年6月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

真の失業率──2014年5月までのデータによる更新

※CSVファイルに、移動平均前の各月分の真の失業率を追加しました。(06/28/14) ※2014年3月分のデータに誤りがあったため、グラフおよびCSVファイルの3月以降のデータを修正しました。(06/29/14) 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就…

真の失業率──2014年4月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

真の失業率──2014年3月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

消費税増税を迎え、今後の経済・雇用動向を考える

4月1日に消費税率が5%から8%にアップした。これにより、4月以降の消費者物価に押し上げ効果が働く。ちなみに、2月の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、いわゆる「コア」)は、前年比1.3%の増加である。その内訳を寄与度でみると、生鮮食品を…

真の失業率──2014年2月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

物価と給与の推移−2014年1月までのデータによる更新

消費者物価(生鮮食品を除く総合、コア)と所定内給与(規模30人以上、概ね基本給に相当)の水準比較の推移を更新した。所定内給与は、今回の推計では確定値を用いる。 12月は、物価が上昇する中で給与が停滞したが、1月の給与は堅調である。12月の動…

雇用の「質」は、なぜ改善しないのか?

このところ景気は回復し、物価は上昇しているが、給与があまり増加せず、実質賃金の低下が問題視されている。景気が回復しても給与が思うように伸びないことの大きな要因は、「量」的な側面からみれば雇用は改善しているものの「質」的な側面が改善せず、非…

真の失業率──2014年1月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

藤井彰夫『イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む』

イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む作者: 藤井彰夫出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2013/12/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る※記述の誤りを修正し、注記を追加しました。(02/23/14) いわゆる「三本の…

物価と給与の推移−2013年12月までのデータによる更新

消費者物価(生鮮食品を除く総合、コア)と所定内給与(規模30人以上、概ね基本給に相当)の水準比較の推移を更新した。所定内給与は、月半ばに公表される確定値では、パートタイム労働者構成比が上昇することで下方修正されることが多く、現在公表されて…

真の失業率──2013年12月までのデータによる更新

※誤りを修正しました。(02/08/14) 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、…

物価と給与の推移−2013年11月までのデータによる更新

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 消費者物価(生鮮食品を除く総合、コア)と所定内給与(規模30人以上、概ね基本給に相当)の水準比較の推移を更新した。所定内給与は、月半ばに公表される確定値では、パートタイム労働…