2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
完全失業率を季節調整値に改めました。 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合は、0.1%の下落(前月と同じ)。コスト・プッシュ型であることが顕著であり、カーブは、垂直に上方シフトする傾向がみられる。賃金統計は3日公表。先月までの推移をみる…
功利主義は生き残るか―経済倫理学の構築に向けて作者: 松嶋敦茂出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2005/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (19件) を見る序章 功利主義は経済倫理学の原理となりうるか? 現代経済思想の2つの…
経済財政諮問会議において氏が取組む労働市場改革に関する、短いながらもまとまったレビュー。内容の紹介は省略するが、いくつかの疑問点を整理しておくこととしたい。*1 経済社会環境の変化について 本稿において八代氏は、日本の雇用をめぐる経済社会環境…
NAIRUについて 11/05/07付けエントリーでは、以下のように記述した。 これらの事実が示しているのは、日本の所得格差の拡大は、完全失業率の悪化との関連性が深く、これらの指標の間には強い相関関係が表れるということである。また、この間の完全失業率の悪…
不謹慎な経済学 (講談社BIZ)作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/02/21メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 303回この商品を含むブログ (59件) を見る 主流を「不謹慎」に覆す「まっとうな」経済評論 「最低賃金を引き上げると、失業も雇用…
経済財政戦記―官邸主導小泉から安倍へ作者: 清水真人出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/06メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る 小泉政権末期の政治模様 小泉政権末期から安倍政権成立までの時期(2005年末か…
先のエントリーに関連して、バランスを期すため、2006年2月1日の諮問会議議事要旨*1より、名目成長率と金利に関する両者の見方を整理しておく。竹中議員: (1)長期的なファクトとしての名目成長率と国債金利の関係、(2)理論的に確立された考え方、(3)両者の…
誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか作者: ジョージ・エインズリー,山形浩生出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/08/30メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 344回この商品を含むブログ (103件) を見る 伝統的な効用理論に対する異説 原題は"Bre…
http://d.hatena.ne.jp/kihamu/20080119/p2#c1201993153 ↑のコメントをしている「kuma_asset」は、私id:kuma_assetではありません。*1 *1:人様のブログなので、対応はお任せするほかありませんが、仮に私が管理人であれば、間違いなく削除するに値する不快な…
幸福論―“共生”の不可能と不可避について (NHKブックス)作者: 宮台真司,鈴木弘輝,堀内進之介出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 43回この商品を含むブログ (64件) を見る 「フィールグッド」をめぐる議論 …
組織をより効率的に機能させることができる者は、人事・処遇を動かす力を持つ者である、というのは、一般的にみられる事実。 仕事に対する知恵が豊富であったとしても、トップダウン的な組織の動員は、少なくとも、その知恵の範囲を超える力を持つものではな…