備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

中北徹「国際経済学入門−21世紀の貿易と日本経済をよむ」

国際経済学入門―21世紀の貿易と日本経済をよむ (ちくま新書)作者: 中北徹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/09メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る第1章 貿易はなぜ行われるのか 比較優位は、各国の生産技術に違いがない場…

第三分野の責任準備金積立ルール・事後検証等に関する検討チームの設置について(金融庁)

富田洋三「脱産業社会と新しい問題」(実践女子大学富田ゼミ)

「5-2) 産業社会の成功と行き詰まり」において、小野善保「不況の経済学 蘇るケインズ」*1を引用し、次のように記述。 「消費の効用は消費量の増加に応じて低下するが、貯蓄に伴う流動性保有の効用は低下しない」。貯蓄は、将来の具体的消費を目的になされる…

小野善康「景気と国際金融」

景気と国際金融 (岩波新書 新赤版 (660))作者: 小野善康出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/03/17メディア: 新書購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (7件) を見る第1章 国際金融−二つの側面− ストックの資産移動では、それだけで各国の資産量…

超金融緩和政策のメリットとデメリット(JMM 02/14/05発行)

概要 中島精也:伊藤忠商事金融部門チーフエコノミスト 金利は、期待インフレ率、実質金利期待潜在成長率、リスクプレミアムからなる。物価上昇率、経済成長率と異なり金利は非負制約があるため、前者がマイナスの場合、実質金利が上昇し〈流動性選好が高ま…