備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

米国の貨幣流通速度は引き続き低下

(前回のエントリー) 経済指標からみた米国経済と「流動性の罠」 米国の貨幣乗数の低下について 昨日、米国における2009年第1四半期のSNA統計が公表されました。実質経済成長率は、▲1.6%(年率▲6.1%)と3期連続のマイナスとなりましたが、民間最終消…

オークン法則による完全失業率の見通し──実質GDP成長率改訂の反映

既に報道されているように、内閣府による平成21年度政府経済見通し暫定試算*1と、日銀の経済・物価情勢の展望(2009年4月)*2が公表され、2009年度の実質GDP成長率がともに改訂されました。 実質GDP成長率とオークン法則によって、2009年度の完全失業…

いまあえて、完全失業率がそれほど悪化しない可能性を考えてみる

雇用情勢については、昨年末からの実質GDPの急激な低下と、それがV字型に急回復する可能性が低いことを受け、2009年度以降、急速に悪化することが予測されています。この点については、3月末の経済財政諮問会議における岩田一政議員の「どう考えても7…

小池和男「日本産業社会の「神話」 経済自虐史観をただす」

日本産業社会の「神話」―経済自虐史観をただす作者: 小池和男出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2009/02メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 91回この商品を含むブログ (21件) を見る 日本の文化は「集団主義」である、日本の賃金制度は年功序列…

翻訳

ゲーリ・ベッカー「人的資本」について、改めて訳書が出ることを心から希望します。すでに東洋経済新報社から出ているものはあまりにも・・・私が読んだ翻訳書の中でもワースト何位か、といったところ。人的資本―教育を中心とした理論的・経験的分析作者: ゲ…

2009年2月データによる更新

「真の失業率」には、今のところ、完全失業率と乖離して大きく高まる動きはみられません。むしろ、完全失業率のじりじりとした悪化傾向が目につきます。勤め先都合による離職失業は急速に増加しており、それを補う形で、家計補助的な女性の雇用が増加してい…

2009年2月データによる更新

今回の完全失業率は、比較的ストレートに就業者が減少し、その分、完全失業者が増加しています。コア物価(前年比)はゼロを継続し、フィリップス・カーブは、底を這う動きとなりました。 今回の経済指標で注目されるのは、在庫調整が進み、生産予測調査では…