ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

郵政民営化に係る跡田・高橋論文をめぐる各者の議論

コメント 金融財政事情掲載の論文をめぐる議論であるが、同論文は未読。議論(特に後者のコメント欄)を見ていると、論点は、①郵政民営化等の公的金融改革を行わない場合、資金循環構造の歪みによる資金供給の制約が生じると考えるか、或いは②民間企業の設備投資の縮小の主因はデフレが長期に継続したことによる資金需要の低下であり、資金供給の制約は生じないと考えるか、との点にあるか。ただしこの点、リフレ政策により資金需要が回復すると考えれば矛盾する論点ではないが、ナローバンク議論をめぐっては主張の分離するところか。*1前者における「財投改革の肝」がどこにあったのかとの論点(金利設定ルールか、郵貯の受け入れ義務の解消か)は興味深い点。*2ということで、今後の議論を要注目。
(追記)「郵政民営化に関する国会審議、どこが焦点か?」(JMM06/03/05発行)を見る限り、この点に関しては、(意外にも)山崎元氏との意見の一致を見たか。

*1:より詳細なモデル計算が必要。

*2:pending。よく分かっていない。