(基本)フレキシブル・ファーム(柔軟な企業)モデル
- アトキンソンによる概念であり、企業が、人材活用面での量的・質的な変動への対応可能性を向上し、労働市場の需給や経済環境において適切な労働費用を実現することを目指したもの。
- 有期契約社員や、業務の外部化により「数量的柔軟性」を向上させるとともに、コアとなる労働者の技能を高めることにより「機能的柔軟性」を確保する。
- このモデルに対しては、柔軟な労働者を「計画的」に活用しているわけではなく、経験的妥当性を欠いているといった批判、コアとなる労働者のイノベーションへの負の影響といった批判などがある。
(参考)佐藤博樹他「パート・契約・派遣・請負の人材活用」*1、佐藤厚「企業レベルの労働のフレキシビリティ」
*1: