ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2008年10月データによる更新

 完全失業率は3.7%と先月から0.3ポイント改善するとともに、今回の景気回復以降の最低レベルに匹敵。グラフにみられるように、非常に説明しにくい数字であるが、これは一言でいえば「嵐の前の静けさ」。自発的離職による失業の減少や女性を中心に就業意欲喪失効果がみられることが、この数字の背景にある。今後の雇用情勢は、11/10/08付けエントリーに書いたように、産出量ギャップが次第に大きくなるに従い、悪化すると考えられる。稼働率等を踏まえ詳しく分析する必要はあるが、過去最悪水準は視野に入るだろう。
 コア・インフレ率は、当初の予想通り、次第に下落する傾向。
 今回はオマケとして、米国のフィリップス・カーブも掲載しておく。

 米国のコア・インフレ率は2%を超えているが、フィリップス・カーブの推移から察するに、既にゼロ・インフレにあると解釈することもできそうである。