2005-06-06 ロナルド・ドーア(石塚雅彦訳)「働くということ グローバル化と労働の新しい意味」に対する労務屋氏の書評 雇用システム 引き続きドーア物。「働くということ」をタイトルとする書籍の変遷については、興味深いところ。また、ILOの理念には、市場個人主義を主導し拡散させる「コスモクラット」をも説得する可能性があることを強調(特に「一部の貧困は、全体の繁栄にとって危険」との考え方。ちなみに、逆転の可能性としてドーア氏曰く「仁政の再発見」及び「労働組合の『復初』」。)。*1 (追記)なお、06/07付けブログエントリーでは、ドーア氏講演「市場個人主義の時代」についてのコメント。 *1:イギリスの新自由主義については、岩田規久男氏の著書では比較的肯定的にみられているが、この点とドーア氏の見解の相違を浮かび上がらせることはpendingか。