備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

2008年のエントリー撰集

 はてなアーキテクチャーでは、ブックマーク等で目立った成績が残せないと、読者はもとより書き手にとっても、いずれそのエントリーの印象は風化していきます。ここでは、いずれ印象が風化するであろう今年のエントリーの中から、自分自身の評価で重要度の高いものをいくつか選択し、リストとして残しておくことにします。

「医師不足」と「理系離れ」の間に感じる違和感(04/28/08)

※このような違和感が生じるのは、医師の数が、長期的な需給推計によって計画的に定められているのに対し、ここでは、自由な市場経済の枠組みで考えているからなのだろうと思います。この点については、もっと整理して考えてみる必要があると思っていましたが、結局、文章にするには至りませんでした。以前、JMMでこの問題が取り上げられた時も、土居先生のみが前者の枠組みで考えており、その他の方との意見の違いが際だっていた記憶があります。

ミルトン・フリードマン「John Maynard Keynes」(The Richmond Fed.: Economic Quarterly Spr.1997)(05/13/08)

※このエントリーでは、「一般理論」を新古典派経済学の中の特殊理論と位置づけるフリードマンと、その新たな可能性を確認しようとする小野善康「不況のメカニズム」を比較しました。