ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

松谷明彦、藤正巖「人口減少社会の設計 幸福な未来への経済学」に関する議論

人口減少社会の設計―幸福な未来への経済学 (中公新書)

人口減少社会の設計―幸福な未来への経済学 (中公新書)

コメント 議論が進んでいるので、改めて備忘録的に整理。その推移をみて感じるのは、人口減少社会の分析についても、コブ・ダグラス型の生産関数などで考える方が自然(レオンチェフ型の生産関数は、むしろ短期の場合)であること。本書のように、ハロッド・ドーマーのモデルで考えるという独特のスタイルをとるのであれば、その点について、十分な説明が必要だと思う。人口減少社会の問題として、分配面での「格差」に着眼している点が共通しており、自分自身も、本書に対する批判的認識(09/06付けエントリー参照。)を強くした次第。