ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

関連して、「希望学プロジェクト」(東京大学社会科学研究所)

他に類をみない希望学という新しい社会科学が目指すのは、次の三つの普遍的な問いに対する答えの追求です。一つは「社会において個人が形成する希望とはそもそも何なのか」という問いです。(中略)第二の問いは「社会が個人の持つ希望にどのような影響を及ぼすか」です。(中略)第三の問いは「個人の形成する希望が社会状況をどのように規定するのか」です。

コメント 大学に入学したり、就職したり、結婚したり、子供を持ったりすることは、その都度、可能性としての〈私〉を捨てて「この私」を選択していく(「あきらめる」)プロセスだと考えると、既にそれを選択してしまった者によるかかる言葉が、これからそれを選択して行かねばならない(正に今「生きている」)者に本当に影響を与え得るのか。この点については、相当に困難なことのように思われるが*1、とりあえず備忘録としてチェック。

*1:であるから、むしろ総需要の喚起(そこへ至る道程は様々)や、教育から就労への移行に係る地道な努力の方に、説得力を感じるわけであるが。