ラスカルの備忘録

ー 経済概観、読書記録等 ー

野崎昭弘『「P≠NP」問題 現代数学の超難問』

「P≠NP」問題 現代数学の超難問 (ブルーバックス) 作者: 野崎昭弘 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/09/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る チューリングは、人間が客観的な手順で行う情報処理は、チューリング機械により代行できる…

河本薫『会社を変える分析の力』

会社を変える分析の力 (講談社現代新書) 作者: 河本薫 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/07/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (13件) を見る 著者は、大阪ガスで各種課題解決支援を手がける分析専門組織ビジネスアナリシスセンターの所長で、日…

真の失業率──2018年2月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

真の失業率──2018年1月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

アベノミクス以降の労働力率

当ブログで継続して推計している「真の失業率」は、政権が交代した2012年末頃から低下し始め、足許では完全失業率(季節調整値)を下回っている。このことは、就業意欲喪失効果を可能な限り除去し雇用情勢の実態に即した指標であることを意図する「真の失業…

真の失業率──2017年12月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

真の失業率──2017年11月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

今年の12冊

恒例のエントリーです。

真の失業率──2017年10月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

真の失業率──2017年9月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

宮岡礼子『曲がった空間の幾何学 現代の科学を支える非ユークリッド幾何とは』

曲がった空間の幾何学 現代の科学を支える非ユークリッド幾何とは (ブルーバックス)作者: 宮岡礼子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/07/19メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る非ユークリッド幾何学についての一般向け解説書。「一般向け」…

真の失業率──2017年8月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

大湾秀雄『日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用』

日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用作者: 大湾秀雄出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2017/06/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る近年、エビデンスに基づく意思決定が重要視されるが、その一方、…

石原千秋『大学受験 のための小説講義』

大学受験のための小説講義 (ちくま新書)作者: 石原千秋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2002/10/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (37件) を見る 同じ文章でも小説と評論では読み方が違う。評論は書いてあることが理解できれ…

真の失業率──2017年7月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

石原千秋『教養としての大学受験国語』

教養としての大学受験国語 (ちくま新書)作者: 石原千秋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2000/07/01メディア: 新書購入: 23人 クリック: 184回この商品を含むブログ (81件) を見る かつて大学受験国語参考書の定番だった高田瑞穂『新釈 現代文』(昭34年出…

シルヴィア・ナサー『ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と奇跡』

ビューティフル・マインド: 天才数学者の絶望と奇跡 (新潮文庫)作者: シルヴィアナサー,Sylvia Nasar,塩川優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/10/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る 1994年のノーベル経済学賞を受賞した数学者、ジョン…

真の失業率──2017年6月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

真の失業率──2017年5月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

真の失業率──2017年4月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「…

労働生産性と所得の動向(補足)

前稿で一人当たり名目雇用者報酬(前年比)の寄与度分析を行ったが、これについて以下の2点を修正した。 第一に、国内総生産を(付加価値法による)生産側国内総生産に統一した。 第二に、物価の寄与はGDPデフレーターから計算していたが、一人当たり雇用者…

労働生産性と所得の動向

ここまで、改定後の国民経済計算(SNA)を用い、制度部門別*1貯蓄投資バランスや、可処分所得から貯蓄、付加価値から可処分所得へのフロー等を確認してきた。その中で明確になったのは、 近年の制度部門別貯蓄投資バランスにおいて特徴的なのは一般政府であ…

真の失業率──2017年3月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に 就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

付加価値の分配と貯蓄の動向

前回は、国民経済計算確報の資本勘定から改定後の貯蓄投資バランスの動向を確認し、長期的には国民経済計算の改定前と同様、家計部門の貯蓄超過幅がしだいに縮小する一方で企業部門が投資超過から貯蓄超過に転換し、その後の貯蓄超過幅も拡大する傾向である…

改定後のGDP統計からみた貯蓄投資バランス

貯蓄投資バランスとは、国民経済計算確報の資本勘定から推計した資本調達(貯蓄)と資本蓄積(投資)の差額である。実際の勘定(統計表)では、借方と貸方の差額が「純貸出(+)/純借入(-)」として、貸方に計上される。つまり、資本勘定とは、一国経済(およ…

真の失業率──2017年2月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に 就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

真の失業率──2017年1⽉までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に 就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

真の失業率──2016年12⽉までのデータによる更新

完全失業率によって雇⽤情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発⽣することで、完全失業率が低下し、雇⽤情勢の悪化を過⼩評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる⽅法で推計した…

真の失業率──2016年11月までのデータによる更新

完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した…

今年の15冊

恒例ですので、今年もこのエントリーを書くことにします。今年は久方ぶりに、ツボに嵌る読書経験ができたように思います。他に嵌ったものとしては、コーセラの機械学習講義(by Andrew Ng)、慶応大学の数理物理講義(藤谷洋平)、iPadにインストールしたTex…